設立趣旨


 プラネタリウムは、日本全国におよそ300施設あり、さいたま市内だけでも3施設に設置されています。プラネタリウムは、多くの人たちが集い楽しみ、学ぶ場所となり、宇宙や星々をまるで手が届くかのように感じさせてくれています。表現形態としても、映像、音楽、照明など様々な要素が融合されており、奥深い可能性があります。

 

 私たちはプラネタリウムと触れあうなかで、個人の立場からプラネタリウム表現の幅を広げ、多くの人たちへその魅力を浸透させていきたいと考えました。同時に、宇宙や天文学など科学全般を、より身近な存在に感じてもらいたいとも考えました。

 そこで、プラネタリウムプログラム制作などを目的としたグループを立ち上げることとしました。ここでは、過去から語り継がれてきた星々の物語や、日々大きな発見がある宇宙の姿などを様々な手法で表現し、プラネタリウムの新たなる世界をメンバーそれぞれの“言葉”で発信していきたいと考えています。

 さらに、各地のプラネタリウムや天文関係グループとの連携や、宇宙や科学関連をはじめとしたイベントや講座の企画、映像作品や書籍制作などもめざします。

 このような幅広い活動を展開していくことによって、さいたま市民をはじめとした多くの方々との交流も深まり、地域へも貢献ともなるはずです。さらに、係わる人たちへ有意義な時間を提供することとなり、充実した人生づくりに多少でも寄与できるのではないかと思っています。

 私たちは、ここに「さいたまプラネタリウムクリエイト(略称:SPC)」を設立し、プラネタリウムや宇宙、科学の魅力を広めるという最大の役割を担いつつ、人々が集い楽しめる活動を推進していきます。

2011年(平成23年)4月1日

 

設立までの経緯


 2010年11月から約4か月間にわたり、さいたま市宇宙劇場の主催によって「市民プラネタリウム投影講座」が開講されました。投影プログラムを参加者自身が制作し、2011年2月に自ら操作・解説などを行う「発表会」を開催しました。

 

 この講座参加者の有志が、プラネタリウムの楽しさや可能性を改めて感じ、「26,000個の星(結成時、劇場で投影可能な数)を自分の手で動かしてみたい」と思い、継続的活動を希望したのが結成のきっかけとなりました。さいたま市宇宙劇場ならびに財団法人さいたま市文化振興事業団のご支援ご協力のもと、会員が自主的に運営する団体として設立するに至りました。

 

団体概要